20世紀日本人名事典 「都路華香」の解説 都路 華香ツジ カコウ 明治・大正期の日本画家 生年明治3年12月23日(1871年) 没年昭和6(1931)年8月4日 出生地京都 本名辻 宇之助 経歴友禅描きの子として生まれ、幸野楳嶺に師事。文展には第1回より毎回出品し、明治20年代から30年代にかけて内国勧業博覧会で受賞を重ねるなど早くから頭角をあらわした。大正12年帝展委員、14年帝国美術院会員となる。また明治末から没年まで京都市立美術工芸学校(現・京都市立芸術大学)で後進の指導にあたり、大正15年以後は校長を務めた。代表作に「松間の月」「東菜里の朝、万年台の夕」「静渡の図」など。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「都路華香」の解説 都路華香 つじ-かこう 1871*-1931 明治-昭和時代前期の日本画家。明治3年12月23日生まれ。幸野楳嶺(こうの-ばいれい)に師事。第1回より文展に出品し,大正5年「埴輪(はにわ)」が特選。京都市立美術工芸学校,京都市立絵画専門学校の校長などをつとめた。竹内栖鳳(せいほう)らとともに楳嶺門下の四天王にかぞえられ,門下に冨田渓仙らがいる。昭和6年8月4日死去。62歳。京都出身。本名は辻宇之助。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例