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鄭珍 ていちんZhèng Zhēn

世界大百科事典 第2版の解説

ていちん【鄭珍 Zhèng Zhēn】

1806‐64
中国,清代末期の学者,詩人。字は子尹(しいん),号は柴翁(さいおう)。貴州省遵義県に生まれ,31歳で挙人となったあとも省内最南端の県学教員として文字学と古代制度史を考究した。唐の韓愈,宋の蘇軾(そしよく)に似て,その詩には論議が目だつが,山川造化のあとをたずね農耕に読書と生活の根拠をおき,1854年(成豊4)のミヤオ(苗)族の反乱に身を挺して防戦するなど,土着と古風に支えられた精神には世紀末的な動揺を感じさせない。

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世界大百科事典内の鄭珍の言及

【莫友芝】より

…名利に恬淡(てんたん)として官途につくことがなく,家で生涯を終えた。非漢族出身の俊秀として,父の莫与儔(ばくよちゆう)(1763‐1841)の弟子鄭珍(1806‐64)とともに〈西南大師〉と呼ばれた。書誌学の業績として《宋元旧本経眼録》《郘亭知見伝本書目》《唐写本説文解字木部箋異》等いずれも名高く,宋の魏了翁《毛詩要義》の復刻者としても知られる。…

※「鄭珍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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