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配分的正義 はいぶんてきせいぎdianemētikon dikaion; justitia distributiva

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

配分的正義
はいぶんてきせいぎ
dianemētikon dikaion; justitia distributiva

アリストテレスに由来し,トマス・アクィナスラテン語への翻訳と注解によってスコラ学に定着した正義の分類の一つ。交換的 commutativa正義に対置される。すなわち,ある共同体の権威者によって,利益と負担とが,その共同体の各成員の業績能力に比例して配分されることを要求する正義。今日の公法上の正義に近いが,業績や能力を評価する基準を何とするかによって,正義の内容も異なりうる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の配分的正義の言及

【正義】より

…アリストテレスは,正義とは均等的,〈価値に相応の〉ということであり,不正とは不均等的,〈過多をむさぼる〉ことであるとした。そしてそのうえで二つの均等があるとし,配分的正義と矯正的正義とを区別する。配分的正義とは,共同的な事物の配分に関する正義であり,配分における彼の価値にふさわしい分けまえを意味する。…

※「配分的正義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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