配当分離課税(読み)はいとうぶんりかぜい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「配当分離課税」の意味・わかりやすい解説

配当分離課税
はいとうぶんりかぜい

株式などにかかる配当所得を他の所得と分離して課税する制度。税制上は源泉分離選択課税ともいわれる。日本所得税法では総合課税原則としているが,健全な株式投資を奨励するために特別措置として設けられた (租税特別措置法8の4) 。分離課税対象となる配当は1銘柄あたり年 50万円未満のものであるが,これには源泉分離選択制度が適用されており,納税者は分離課税か総合課税か有利なほうを選択できる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android