配当利回り(読み)ハイトウリマワリ(英語表記)dividend yield

翻訳|dividend yield

デジタル大辞泉 「配当利回り」の意味・読み・例文・類語

はいとう‐りまわり〔ハイタウリまはり〕【配当利回り】

出資額に対する配当金割合。特に、株価に対する配当金の割合。一株当たりの年間配当金を株価で割ったもの。→配当率

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「配当利回り」の意味・わかりやすい解説

配当利回り
はいとうりまわり
dividend yield

1株当たりの配当を株価で除した比率をいう。配当利回りは,株式投資収益性を評価するために用いられる場合もあるが,日本のようにこの比率が著しく低下し,投資家が配当よりも値上がり益,つまりキャピタル・ゲインを狙って株式投資を行なう場合には,適当な尺度ではない。日本では 1950年代後半に,東京証券取引所上場株式の平均配当利回りが預金金利下回り利回り革命という言葉が生まれた。

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知恵蔵 「配当利回り」の解説

配当利回り

配当利回りとは、株価に対する配当の割合。配当の割合が比較的高く株価変動が小さい株式について、預金金利などとの比較で投資判断に用いる。配当性向とは、当期純利益に対する配当の割合。経営者株主還元指標として公約するケースもある。いずれも配当水準を投資判断材料にするための代表的な指標。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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