日本歴史地名大系 「酒巻古墳群」の解説 酒巻古墳群さかまきこふんぐん 埼玉県:行田市酒巻村酒巻古墳群[現在地名]行田市酒巻利根川右岸、標高二〇メートルの水田地帯に分布する。地形的には館林台地が沖積低地下に埋没した加須(かぞ)低地に立地している。関東造盆地運動による永続的な地盤沈降現象により、古墳の墳丘自体が沈下し、利根川の氾濫土によりついには墳丘の大部分が埋没してしまった、特異な現象のみられる地域である。こうした古墳の埋没現象は利根川右岸の羽生(はにゆう)市・加須市方面に連続している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by