酔醒(読み)よいざまし

精選版 日本国語大辞典 「酔醒」の意味・読み・例文・類語

よい‐ざましよひ‥【酔醒】

  1. 〘 名詞 〙 酒の酔いをさますこと。また、そのためのしわざ。えいざまし。
    1. [初出の実例]「何ぞお薬でも上げませうか。ここに梅の雪といふ酔(ヨヒ)ざましが有ります」(出典:人情本・花筐(1841)四)

よい‐ざめよひ‥【酔醒】

  1. 〘 名詞 〙 酒の酔いがさめること。また、その時。えいざめ。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「ゲイップウ、アア、酔醒(ヨヒザメ)には能はい」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

すい‐せい【酔醒】

  1. 〘 名詞 〙 酒に酔うことと酔のさめること。〔布令字弁(1868‐72)〕 〔宋書‐孔顗伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「酔醒」の読み・字形・画数・意味

【酔醒】すいせい

酔ったり醒めたり。〔梁書、羊侃伝〕侃(かん)、酒を飮むこと能はざるも、を好む。日獻酬(けんしう)して、其の醒を同(とも)にす。

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