酢川温泉神社(読み)すかわおんせんじんじや

日本歴史地名大系 「酢川温泉神社」の解説

酢川温泉神社
すかわおんせんじんじや

[現在地名]山形市蔵王温泉

高湯(たかゆ)温泉の守護神で、高湯地区の鎮守社。祭神は瀧(りゆう)山(古名は酢川嶽)に祀られる大国主命・少彦名命・須佐之男命・迦遇突智神。創建の時代は不明だが「三代実録」貞観一五年(八七三)六月二六日条によれば酢川温泉神社に従五位下の神階が授与されており、それ以前に温泉が発見され、当社も祀られていたことがわかる。中世・近世には神仏習合により薬師如来が安置され、湯旃(ゆはた)薬師堂と称した。湯旃は「温泉に士衆を招く」の意で、温泉の守護仏とされた。「東講商人鑑」の村山郡高湯温泉之図には、高湯村北東山麓に薬師堂、その東隣に阿弥陀堂が描かれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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