酢酸マンガン(読み)サクサンマンガン

化学辞典 第2版 「酢酸マンガン」の解説

酢酸マンガン(Ⅱ)
サクサンマンガン
manganese(Ⅱ) acetate

Mn(CH3COO)2(173.03).Mn(OH)2,MnCO3,Mn金属などを酢酸に溶かし,蒸発濃縮させると四水和物が得られ,これを加熱すると無水物になる.無水物は淡紅色結晶.密度1.18 g cm-3.市販品は四水和物.淡紅色の結晶.密度1.59 g cm-3.水に易溶.染色,褐色絵の具,ワニス触媒,皮なめしなどに用いられる.[CAS 6156-78-1:Mn(CH3COO)24H2O]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android