酷工面(読み)ヒドクメン

デジタル大辞泉 「酷工面」の意味・読み・例文・類語

ひど‐くめん【酷工面】

[名](スル)無理をして金品都合をつけること。ひどさんだん。
「清算することが出来ず、身の皮を剝ぎ―しても」〈秋声縮図

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酷工面」の意味・読み・例文・類語

ひど‐くめん【酷工面】

  1. 〘 名詞 〙 無理をして金銭物品をととのえること。ひどさんだん。
    1. [初出の実例]「幾分か割前の金をいださせ、非道工面(ヒトクメン)して」(出典当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android