化学辞典 第2版 「酸塩基滴定」の解説
酸塩基滴定
サンエンキテキテイ
acid-base titration
中和滴定ともいう.酸塩基反応にもとづく滴定.酸滴定と塩基滴定に区別される.酸としては塩酸が,塩基としては水酸化ナトリウムが標準溶液として使用される.塩基溶液の標定にはNa2CO3が用いられ,指示薬としてはフェノールフタレインあるいはブロモクレゾールグリーンが用いられる.水酸化ナトリウム溶液の標定には,フタル酸水素カリウム,コハク酸,スルファミン酸などが用いられ,指示薬としてフェノールフタレインなどが用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報