醒世姻縁伝(読み)せいせいいんねんでん(その他表記)Xing-shi yin-yuan-zhuan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「醒世姻縁伝」の意味・わかりやすい解説

醒世姻縁伝
せいせいいんねんでん
Xing-shi yin-yuan-zhuan

中国,清初の口語章回小説作者西周生と記されているが,実は『聊斎志異』の作者蒲松齢 (ほしょうれい) の作であるとの説もある。 100回。2世にわたり因縁をもつ2組の男女物語で,男に射殺されたキツネ後身である妻と,いじめ殺された妻の後身である妾とが陰惨残酷な手段で男の後身である夫をいじめぬくなど,前世の恨みを晴らす女が次々と登場し,一種の恐妻小説となっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む