里谷村(読み)さとやむら

日本歴史地名大系 「里谷村」の解説

里谷村
さとやむら

[現在地名]栗駒町鳥矢崎とやさき

猿飛来さつぴらい村の北、三迫さんのはさま川と支流鳥沢とりさわ川の合流域に立地する。西は三迫いわさき村、北は同深谷ふかや村。里屋とも記し、三迫に属し、三迫大肝入の管轄。南北朝期のいわゆる三迫合戦の動向を記す康永元年(一三四二)一一月二日の岡本重親代山田重教軍忠状(秋田藩家蔵文書)に「十月八日馳参三迫鎌糠城 自同九日至于十六日夜、於里屋城、致夜攻并野臥」とあり、足利方奥州総大将石塔義房方の山田重教らは南朝方の里屋城を八日間にわたり昼夜攻めているが、里屋城は当地にあったものと思われる。


里谷村
さとだにむら

[現在地名]日置川町里谷

日置川から分れた小谷に沿う山間集落で、北は小谷こだに(現大塔村)、南と東は市鹿野いちかの村、西は玉伝たまで村。「続風土記」に「人家ある谷の義なり」と記される。慶長検地高目録によると村高五石余、小物成一斗五升六合。元和五年(一六一九)以降和歌山藩田辺領であったが、正保三年(一六四六)今高制施行により上知となったため、嘉永六年(一八五三)に返還されるまで、和歌山藩口熊野代官所(現すさみ町)の支配下に置かれ、四番組に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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