重喜(読み)ジュウキ

デジタル大辞泉 「重喜」の意味・読み・例文・類語

じゅうき〔ヂユウキ〕【重喜】

狂言新発意しんぼちの重喜が、師の住持の頭をそることになるが、師の訓戒を曲解して竹の先に剃刀かみそりをくくりつけてそるうち、師の鼻をそぎ落としてしまう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「重喜」の意味・読み・例文・類語

じゅうきヂュウキ【重喜】

  1. 狂言。和泉流大蔵流新発意(しんぼち)の重喜(忠喜)は、弟子七尺さがって師の影を踏まずという老僧の教えにしたがおうとして、竿(さお)の先にかみそりをつけて老僧の頭を剃り、結局老僧の鼻を剃り落としてしまうという筋。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android