重箱読(読み)じゅうばこよみ

精選版 日本国語大辞典「重箱読」の解説

じゅうばこ‐よみ ヂュウばこ‥【重箱読】

〘名〙 (「重箱」について、「重」を音読み、「箱」を読みするところから) 漢字二字を一語として、上の字を音で、下の字を訓で読むこと。また、その読み方。「団子」を「だんご」、「王手」を「おうて」と読む類。上を訓で、下を音で読む湯桶(ゆとう)読みに対していう。また、広く、一語の漢字熟語を音訓まぜて読むことにもいう。
随筆・東牖子(1803)四「今船場の重箱読(ジウバコよみ)当らず」
[語誌](1)「湯桶読み」の語が江戸中期以降に頻出するのに対し、「重箱読み」は挙例の「東牖子」の例が近代以前の孤例とされる。
(2)「東京教育大本下学集」(室町中)、「文明本節用集」(室町中)などでは音訓の順序にかかわらず混読語を一括して「湯桶文章」と呼び、江戸前期の「かた言‐五」(一六五〇)などでは「湯桶言葉」としている。
(3)音訓の順序を考慮した区別が記述されるようになるのは明治以降か。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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