野原八幡神社(読み)のばらはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「野原八幡神社」の解説

野原八幡神社
のばらはちまんじんじや

[現在地名]世羅町津口 建縄手

野原山の東山麓に鎮座する。祭神は応神天皇・神功皇后など一〇柱。旧村社。社伝によると宝亀二年(七七一)宇佐(現大分県宇佐市)より勧請したといわれ、天明元年(一七八一)の奉札に「六郷大社野原八幡宮一千年祭、世羅郡筑紫庄十一ケ村総氏子中」、「芸藩通志」に「昔禄郷庄十一村の民、同じく祭しといふ」とあるように、広く近郷から尊崇を受けた。郡内の荘名は時代によって異同が多く、ここにいう一一村は「世羅郡誌」にみえる津口野原つくちのばら(筑紫庄とも津口六郷庄ともいう)で、青水あおうず賀茂かも・津口(現世羅町)小国おぐに黒川くろかわ(現世羅西町)萩原はいばら萩原福田はいばらふくだ上徳良かみとくら・下徳良・蔵宗くらむねしの(現賀茂郡大和町)がその範囲である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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