野口平村(読み)のぐちたいらむら

日本歴史地名大系 「野口平村」の解説

野口平村
のぐちたいらむら

[現在地名]御前山村野口平

那珂川の左岸にあり、村の東方を川が北から南へ流れ河岸段丘を作る。北は門井かどい村。「常陸誌料郡郷考」に「今野口平村の内川の辺と云ふ地あり。是郷名の遺也」とあり、古代は川辺かわのべ郷の地か。文禄五年(一五九六)の御蔵江納帳(秋田県立図書館蔵)に「野口平村」とみえる。「水府志料」には村の東西一六町・南北一一町、戸数はおよそ七二、水戸まで七里とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android