御前山村(読み)ごぜんやまむら

日本歴史地名大系 「御前山村」の解説

御前山村
ごぜんやまむら

面積:四四・四五平方キロ

東茨城郡の西北隅に位置し、栃木県との境にあり、水戸・宇都宮間のほぼ中間にあたる。北は那珂郡緒川おがわ村、東南は桂村、南は西茨城郡七会ななかい村、西は山内やまうち川を境に栃木県芳賀はが茂木もてぎ町に接する。

地勢八溝やみぞ山系に属する山岳地帯が主で、北部は鷲子とりのこ山塊の南端にあたり、三王さんのう(二五三・二メートル)をはじめとして丘陵が連なり、南から西にかけては鶏足とりあし山塊の一部で井殿いどの(三一五メートル)富士ふじ(二三八メートル)相川あいかわ山地(二三八メートル)片倉かたくら(一八一メートル)などが、北部よりやや険しい山容をみせる。那珂川が村の中央を東流、その両岸には河岸段丘が発達し、村内で大沢おおさわ川・檜山ひやま川・緒川が那珂川に合流する。


御前山村
ごぜんやまむら

[現在地名]糸魚川市御前山

上野うえの村の東、市野々いちのの村の南。もとは南東こまヶ岳山裾字宮の尾みやのおにあり、前山まえやまと称したという。地元では「ごぜやま」と発音する。天正一六年(一五八八)三月一〇日の直江兼続判物(御前山区有文書)は「こせ山 九良兵衛とのへ」宛てられたもので「今度企山公事、西海之百性相対、任神慮及火災、為理運之条、令落着状、如件」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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