日本歴史地名大系 「野吉村」の解説 野吉村のよしむら 岡山県:和気郡和気町野吉村[現在地名]和気町泉(いずみ)金剛(こんごう)川の右岸、竜王(りゆうおう)山(二二三・二メートル)の山沿いにある。古代山陽道が通過していたとされる(東備郡村志)。江戸時代初期は安養寺(あんようじ)村と称され、慶長一八年(一六一三)の和気郡御勘定帳に本庄内として安養寺村とみえ、物成四三石余、夫米二石余。また安養寺として物成六石余が記されている。寛永備前国絵図にも安養寺村とみえ、高一一一石余。寛文(一六六一―七三)の頃に村名替えが行われたものと考えられる(安養寺文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by