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野梅(読み)ヤバイ

精選版 日本国語大辞典 「野梅」の意味・読み・例文・類語

や‐ばい【野梅】

  1. 〘 名詞 〙 山野に自生する梅。野に咲く梅。のうめ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「花似有私天咫尺、官梅開早野梅遅」(出典:翰林葫蘆集(1518頃)三・春寒花遅)
    2. [その他の文献]〔羅隠‐江辺有寄詩〕

の‐うめ【野梅】

  1. 〘 名詞 〙 野生の梅の木。また、その花。やばい。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「梓弓はるをもまたぬ野梅哉」(出典:俳諧・犬子集(1633)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「野梅」の読み・字形・画数・意味

【野梅】やばい

野の梅。唐・羅隠〔江邊、寄する有り〕詩 狂じて野を折れば、山店かく ひて村笛を吹けば、酒樓

字通「野」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の野梅の言及

【ウメ(梅)】より


[品種]
 ウメは用途から食用としての実梅(みうめ)と,花を観賞するための花梅に分けられ,およそ300品種以上の園芸品種がある(イラスト)。またウメの樹形から,普通の立性であるものと,枝がしだれる品種群に区別されるし,さらに系統的には,本来のウメに近いものを野梅系という。 野梅系は小枝が多く,一部はとげ状の枝も見られ,葉も小さい。…

※「野梅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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