野田八幡宮(読み)のだはちまんぐう

日本歴史地名大系 「野田八幡宮」の解説

野田八幡宮
のだはちまんぐう

[現在地名]刈谷市野田町 東屋敷

野田町のほぼ中央、小高い台地上に立ち、鬱蒼とした森の中に鎮座。品陀和気命・鐸石和気命・比大神・天照国照日子火明神を祀る。もともと太郎子尊・八波多神ならびに物部の祖神を祀る旧跡であって、白鳳五年社殿を創立したのが始まりといい、正安二年(一三〇〇)の棟札に次のように記す。

<資料は省略されています>

三河国内神名帳に「正四位下 伊麻留明神 坐碧海郡」とあるのはこの野田八幡宮のことと思われる。現在もこの宮の森を今留ヶ森いまるがもりとよぶ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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