金上野村(読み)きんじようのむら

日本歴史地名大系 「金上野村」の解説

金上野村
きんじようのむら

[現在地名]窪川町金上野きんじよの

五在所の峰ございしよのみね(六五八メートル)に発する吉見よしみ川の上流部にあり、北は見付みつけ村。享和三年(一八〇三)の仮名付帳に「キンジヤウノ村」とよむ。「南路志」所収の「仁井田郷談」には仁井田にいだ庄窪川郷一三村の一とある。天正一七年(一五八九)の仁井田之郷地検帳では金上野本村と成川なるかわ・ミコノかわ村の三地域に分れ、総地積一九町八反余、ヤシキ二一筆で、一反余の西原分を除けばすべて窪川分。

江戸時代前期は土佐藩家老窪川山内氏の知行地であった。元禄地払帳によると総地高三三八石余。うち本田高一九七石余、新田高一四〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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