日本歴史地名大系 「金原保」の解説
金原保
かなはらほ
元亨三年(一三二三)一一月三日の工藤貞行譲状(遠野南部文書)に「みちの国いくのしやうかなはらの保」とみえ、保内の片山村の地頭代官職が貞行より娘のかいす御前に譲られている。地頭代官職が北条氏被官の工藤氏に相伝されていることから、保の地頭は北条氏と考えられる。これら北条氏領は地頭代官職を含めて建武政府によって没収され、元弘四年(一三三四)一月二〇日には金原保のうち
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報