日本歴史地名大系 「金屋神社」の解説 金屋神社かなやじんじや 長崎県:東彼杵郡波佐見町上波佐見村金屋神社[現在地名]波佐見町金屋郷一の宮(いちのみや)(四八三メートル)の北麓に鎮座。古くは金谷山大権現と称した。旧郷社。祭神は金山彦命・伊弉諾命・伊弉冉命。聖武天皇の勅願で西海に異賊鎮護の神廟を創建するため、天平一四年(七四二)勅使の橘諸兄が当郷にきて大和吉野金峯(きんぶ)山の分霊を勧請して祀ったのが始まりと伝える。境内に一二坊が建立されたという。神主に折江舎人公行(橘諸兄の息)が任じられ、以後世襲となった(「金谷山縁起」大村郷村記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by