波佐見町(読み)はさみちよう

日本歴史地名大系 「波佐見町」の解説

波佐見町
はさみちよう

面積:五五・九七平方キロ

東彼杵郡北部佐世保させぼ市の東に位置する。南部は川棚かわたな町、南東部は佐賀県藤津ふじつ嬉野うれしの町、東は同県武雄市、北東は同県杵島きしま山内やまうち町・西松浦にしまつうら有田ありた町と接する。西部に弘法こうぼう(三八七・二メートル)ふたッ岳(三二九・一メートル)など、東部に神六じんろく(四四六・九メートル)田別当たべつとう(一八七・五メートル)一の宮いちのみや(四八三・五メートル)などがあり、これらを水源とする村木むらぎ川・野々川ののかわ川・中尾なかお川などを合せた波佐見川(川棚川)が中央部西側を南流する。東西に西九州自動車道(武雄―佐世保道路、波佐見有田インターチェンジがある)および主要地方道佐世保―嬉野線が通り、南北に主要地方道の川棚―有田線が通る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「波佐見町」の意味・わかりやすい解説

波佐見〔町〕
はさみ

長崎県中部,川棚川の上・中流域にあり,佐賀県有田町に隣接する町。 1956年上波佐見町と下波佐見村が合体して発足。古くから有田焼と並び称された波佐見焼産地。地元資本の中小規模の経営で,分業体制をとっている。原料はかつて地元に産したが,現在では天草から移入農業は米,ミカン,茶,肉牛の生産が主で,窯業との兼業が多い。上流の野々川ダム周辺は紅葉の名所で中流域に波佐見温泉がある。北部を西九州自動車道が通り,インターチェンジがある。面積 56.00km2。人口 1万4291(2020)。

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