金屋金五郎(読み)かなや きんごろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金屋金五郎」の解説

金屋金五郎 かなや-きんごろう

?-1700 江戸時代前期の歌舞伎役者
大坂の人。元禄(げんろく)11年玉松平助から金屋金五郎とあらため,立役(たちやく)となる。籠屋町湯女,のちに島の内綿屋の抱え遊女となる小さんとちぎり,「小さん金五郎」の浮き名を流し,義太夫節歌舞伎などの筋にしくまれた。元禄13年11月20日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「金屋金五郎」の解説

金屋金五郎
かなやきんごろう

歌舞伎・浄瑠璃外題
初演
享保18.8(大坂・嵐座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の金屋金五郎の言及

【小さん金五郎物】より

…人形浄瑠璃,歌舞伎狂言の一系統。流行歌(はやりうた),歌祭文などに扱われて名高い大坂の歌舞伎役者金屋(かなや)金五郎と額風呂(がくぶろ)の湯女(ゆな)小さんとの情話に取材した作品群。金屋金五郎は1700年(元禄13)11月に病没したが,歌祭文《金屋金五郎額の小さん歌祭文》にその浮名がうたわれ,また宇治加賀掾の浄瑠璃《難波役者評判》などが現れた。…

※「金屋金五郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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