日本歴史地名大系 「金山谷村」の解説 金山谷村かなやまだにむら 富山県:魚津市金山谷村[現在地名]魚津市金山谷角(かど)川の谷間にあり、北は観音堂(かんのんどう)村など、東は池谷(いけだに)村・小菅沼(こすがぬま)村、西は下椿(しもつばき)村。慶長一五年(一六一〇)七月、前田利長は「金山谷与井手村」の四三三石余(免四ツ)を神尾之直の知行と認めている(「知行所目録」神尾家文書)。正保郷帳では高三六二石余、田方九町一反余・畑方一五町余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高三八四石・免五ツ五歩、小物成は山役一三六匁・蝋役二四匁・鮎川役六匁、鮭役八匁(退転)である(三箇国高物成帳)。元禄四年(一六九一)に一七三石の検地引高があり、一方享保八年(一七二三)など四度の手上高があって天保一一年(一八四〇)の打銀高二四四石余(「高免帳」杉木家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by