デジタル大辞泉
「白毫」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
びゃく‐ごう ‥ガウ【白毫】
〘名〙 (ūrṇā-kośa の訳)
①
仏語。仏の
眉間にある白い巻き毛。右旋していて光を放ち、無量の国を照らすという。仏の
三十二相の
一つ。
仏像では、そこに
水晶などを嵌入することが多い。
※
往生要集(984‐985)大文二「烏瑟高顕、晴天翠濃、白毫右旋、秋月光満」 〔
法華経‐
序品〕
※雑俳・末摘花(1776‐1801)四「びゃくがうの所へすへても又孕み」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
白毫
びゃくごう
仏陀(ぶっだ)の三十二相の一つ。経典には仏陀の身体上の優れた特色を示す三十二相が記されているが、白毫もその一つで、眉間(みけん)にある右回りに縮れたごく細い白毛で、これが光明を放って三千世界を照らすとされている。如来(にょらい)に限らず菩薩(ぼさつ)も白毫を備えており、初期の仏陀像にすでに小さい円形が眉間に浮彫りされている。彫像制作の場合、眉間に穴をうがち、白い顔料を塗った上から水晶などの貴石をはめ込んでおり、小像の場合は白く塗った木片や真珠の粒をはめ込むこともある。
[佐藤昭夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
普及版 字通
「白毫」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
白毫【びゃくごう】
仏の眉間(みけん)にある右巻きの白い旋毛で,光を放つという。彫刻では,眉間におもに水晶玉を入れて表現。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報