日本歴史地名大系 「金市村」の解説 金市村かないちむら 鳥取県:東伯郡東伯町金市村[現在地名]東伯町浦安(うらやす)上伊勢(かみいせ)村の西に位置する。東西に通る八橋(やばせ)往来は西で北西に折れ、八橋町へ続く。叶市とも書いた(伯耆民談記)。市にちなむ殿見台(とのみだい)・北市場(きたいちば)・上市場(かみいちば)の地名が残る。拝領高は五二〇石余、本免は五ツ六分。藪役銀一〇匁を課されていた(藩史)。幕末の六郡郷村生高竈付によれば生高五七五石余、竈数七七。文久二年(一八六二)の八橋郡村々諸事書上帳(峰地家文書)では家数七四・人数三七六、元治二年(一八六五)の八橋郡村々余業取調帳(河本家文書)では家数七四で、うち余業三二(大工・綿打各四、牛博労・草履草鞋店・諸日雇各三など)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by