金敷(読み)かなしき

百科事典マイペディア 「金敷」の意味・わかりやすい解説

金敷【かなしき】

鉄砧(床)(かなとこ)とも。鍛造用の工具材料を載せてハンマーでたたき鍛造や板金作業を行う台で,鋳鋼または鍛鋼製。とがった角(つの)(鳥口ともいう)が片側または両側にある。
→関連項目金工具鍛造工具

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「金敷」の意味・わかりやすい解説

金敷
かなしき

鍛冶屋(かじや)、町工場その他機械工場などで鍛造や板金作業を行うとき、工作する材料をのせ、ハンマーでたたいて加工するための台。金床(かなとこ)ともいう。鋳鉄または鋳鋼製で、加工するものをのせる平らな部分と、つの(鳥口)からできている。つのは片側だけのものと、両側にあるものとがある。金敷は、小物手作業で鍛造するとき、または板を曲げたりするときに用いられる。

[中山秀太郎]


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