金梅笹(読み)きんばいざさ

精選版 日本国語大辞典 「金梅笹」の意味・読み・例文・類語

きんばい‐ざさ【金梅笹】

  1. 〘 名詞 〙 ヒガンバナ科多年草。主として東アジアからオーストラリア熱帯亜熱帯に分布し、日本では中国地方以南の山地に生える。高さ一五~三〇センチメートル。地下に直下する円柱形の根茎がある。葉は根ぎわから数枚出て、長さ一〇~三〇センチメートルの狭披針形、縦にひだがあり、長い軟毛を散生する。春から夏、短い花茎を出して、地表近くに一~三個の黄色の花をつける。花は高盆形で筒部は長さ約三・五センチメートル、先端は六裂して平開し、直径一~一・五センチメートル。漢名、仙茅。〔物類品隲(1763)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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