金森遵(読み)カナモリ タカシ

20世紀日本人名事典 「金森遵」の解説

金森 遵
カナモリ タカシ

昭和期の美術史家 帝室博物館鑑査官補。



生年
明治39(1906)年12月3日

没年
昭和20(1945)年3月

出生地
愛知県名古屋市

学歴〔年〕
東京帝大文学部美学美術史学科〔昭和6年〕卒

経歴
昭和8年東京帝室博物館嘱託となり、10年奈良帝室博物館嘱託、12年再び東京帝室博物館に戻り鑑査官補、19年辞任。同年6月召集されフィリピン戦線に従軍、その秋レイテ島で苦闘、20年3月24日以降消息不明。この間、奈良では古寺を歴訪して彫刻史を研究、多くの論文発表、将来を属目されていた。著書に「日本彫刻史の研究」「日本彫刻史要」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金森遵」の解説

金森遵 かなもり-たかし

1906-1945 昭和時代前期の美術史家。
明治39年12月3日生まれ。東京・奈良帝室博物館嘱託をへて昭和12年東京帝室博物館鑑査官補となる。古寺をたずね,彫刻史の研究にたずさわり,おおくの論文を発表。19年召集され,昭和20年3月24日レイテ島で消息をたった。40歳。愛知県出身。東京帝大卒。著作に「日本彫刻史の研究」「日本彫刻史要」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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