金椀(読み)カナマリ

デジタル大辞泉 「金椀」の意味・読み・例文・類語

かな‐まり【金×椀/×鋺】

金属製のわん。かなわん
しろかねの―を持ちて、水を汲みありく」〈竹取

かな‐わん【金×椀】

金属製のわん。かなまり

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精選版 日本国語大辞典 「金椀」の意味・読み・例文・類語

かな‐まり【金椀・鋺】

  1. 〘 名詞 〙 金属製の椀(わん)。かなわん。
    1. [初出の実例]「設くる器皆鋎(カナマリ)にして、荷(にな)は使(し)むる人三十人〈国会図書館本訓釈 鋺 カナマリ〉」(出典日本霊異記(810‐824)中)
    2. 「大蛇の、目はかな鞠を入たるやうにて」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)九)

かな‐わん【金椀】

  1. 〘 名詞 〙かなまり(金椀)

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普及版 字通 「金椀」の読み・字形・画数・意味

【金椀】きんわん

黄金の椀。唐・王維〔崔馬の山池を過(よぎ)る〕詩 畫樓、吹笛の妓 金椀、酒家の胡

字通「金」の項目を見る

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