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妲己 だっき Da-ji; Ta-chi

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

妲己
だっき
Da-ji; Ta-chi

中国,紂王の寵妃。有蘇氏を討って妲己を得た。紂王は彼女のいうことは何でもかなえてやり,淫声の楽を作らせ,賦課を重くして,酒池肉林にふけり,長夜の宴を催し,また炮烙 (ほうらく) の刑を行なって妲己を喜ばせたという。

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デジタル大辞泉の解説

だっ‐き【妲己/妲妃】

「妲」は字(あざな)。「己」は姓。中国、殷(いん)紂王(ちゅうおう)の寵妃(ちょうひ)。淫楽・残忍を極め、王とともに武王に殺害された。
性悪で人に害を与える女。「―のお百」

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百科事典マイペディアの解説

妲己【だっき】

中国,(いん)の(ちゅう)王の寵姫(ちょうき)。伝説によると,紂王は妲己を寵愛するあまり,彼女の言はすべて聞き入れ,圧政をしき,酒池肉林にふけり,反対者には酷刑を科した。

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世界大百科事典 第2版の解説

だっき【妲己 Dá jǐ】

殷の(ちゆう)王の妃。生没年不詳。有蘇(ゆうそ)氏の出身。紂王は彼女を寵愛したために殷王朝を滅ぼしたとされる。紂王が〈婦人〉の言葉に聴き従って政治をあやまっているという非難はすでに《書経》に見え,《国語》には,夏の妹喜(ばつき),周の褒姒(ほうじ)とならんで,亡国の美人として妲己の名が見える。彼女の毒婦ぶりは後世,物語として発展するが,その代表が明の小説《封神演義》である。それによれば,有蘇氏の女(むすめ)にのりうつった九尾狐(きゆうびこ)が紂人の妃に入れられて寵愛を集め,彼女の言葉によって,紂王は炮烙(ほうらく)の刑などで善良な多くの臣下たちを殺す。

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大辞林 第三版の解説

だっき【妲己】

中国、殷いんの紂王ちゆうおうの寵妃ちようひ。淫楽・残忍を極め、王ともども周の武王に誅された。亡国の悪女とされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

妲己
だっき

生没年不詳。中国、殷(いん)代最後の紂王(ちゅうおう)(前11世紀)の妃(きさき)、有蘇(ゆうそ)の娘。己(き)は父の姓、妲(だつ)は字(あざな)。紂王は機敏で賢く、猛獣を素手で倒すほどの腕力があったが、一方で酒と女が人一倍好きだったので妲己をたいそう寵愛(ちょうあい)した。彼女の言にはなんでも従い、民に重税を課してまで贅(ぜい)を尽くした。宮殿内の庭園には野獣を放ち、池には酒をたたえ、肉で林をつくり(酒池肉林)、男女を駆け巡らせて長夜の宴を開くほどであった。やがてこれに反発した諸侯を率いた周の武王に紂王とともに殺され、殷の滅亡を招いた。[鶴間和幸]

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世界大百科事典内の妲己の言及

【九尾狐】より

…後漢時代の画像石では,当時流行した女神,西王母(せいおうぼ)の図像の周囲にしばしば九尾狐が描かれ,また甘粛省武威出土の銘旌(めいせい)では太陽の中に九尾狐が見える。後世,狐の妖性が強調された結果であろうか,宋・元の講談の中では,殷の紂王(ちゆうおう)の妖妃,妲己(だつき)は,〈九尾金毛の狐〉が化けたものだとされている。玉藻前(たまものまえ)【小南 一郎】。…

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