金沢寺田村(読み)かねざわてらたむら

日本歴史地名大系 「金沢寺田村」の解説

金沢寺田村
かねざわてらたむら

[現在地名]仙南村金沢

羽州街道に沿い、北は野荒町のあらまち村、六郷東根ろくごうひがしね(現六郷町)、西は金沢前郷かねざわまえごう村と接する。

文禄三年(一五九四)の中郡領知上り高(六郷の歴史)

<資料は省略されています>

とあり、六郷氏の一統金沢氏の支配であった。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に金沢前郷のうち寺田村とあり、金沢前郷村に含まれるが、元文四年(一七三九)の郷村高辻帳御国絵図御改之御願被仰立候御用留書(県立秋田図書館蔵)によれば、その後独立村となった。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に家数五軒、支郷は川目村・ウソノ袋村・バラしま村・荒屋鋪あらやしき村・味噌田みそだ村・橋本村・川原グタ村・岡本村・坂野下さかのした村・柳原やなぎはら村・米野口こめのくち村・ハコイ伝村・ゴアン伝(五羽田)村・鼠田村(根水田ねみずだ村)の一四ヵ村、家数四五軒とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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