日本歴史地名大系 「金田保」の解説 金田保かねだほ 千葉県:木更津市金田保中世の保。上総国望東(もうとう)郡のうちで、金田郷ともみえる。保内の郷村として関係史料に高柳(たかやなぎ)郷・大崎(おおさき)村・万石(まんごく)郷・牛袋(うしぶくろ)がみえ、このうち高柳・万石・牛袋の地名は小櫃(おびつ)川河口部に現存し、大崎の地名は残らないがこの近くにあったと推定される。高柳の南の長須賀(ながすか)は菅生(すごう)庄に属していたから(長徳寺蔵梵鐘宝徳元年閏一〇月二五日付銘文)、保域はかなり狭い範囲であったと考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by