金田瓦窯跡(読み)かねだがようせき

日本歴史地名大系 「金田瓦窯跡」の解説

金田瓦窯跡
かねだがようせき

[現在地名]会見町金田

金田集落東方の丘陵南斜面に位置し、岸本町大寺おおてら廃寺の瓦を焼いた窯跡。花崗岩の斜面をくり抜いて造られており、現在でも崩壊せず旧状をよく保っている。窯の規模は長さ五・五メートル、幅一・三メートル、高さ一メートルで、ドーム形の天井と八段の階段状の床面をもち、先端部には煙道の煙出し穴も残存している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android