金銀包(読み)きんぎんづつみ

精選版 日本国語大辞典 「金銀包」の意味・読み・例文・類語

きんぎん‐づつみ【金銀包】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代通用の金貨幣銀貨幣を包んで封印したもの。金包み、銀包みの総称。金包みには金貨製造所の金座内で包まれるものと民間両替商または商家での包みとがあり、銀包みには銀座役所の「銀座包み」、銀座内の常是(じょうぜ)役所による「常是包み」および両替商などによる「仲間包み」とがある。いずれも表面に、包まれた金貨または銀貨価額または量目が明示されている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android