金鐙村(読み)かなぶみむら

日本歴史地名大系 「金鐙村」の解説

金鐙村
かなぶみむら

[現在地名]中仙町清水しみず 金鐙

たま川の東方平坦地にあり、南は村杉むらすぎ村、東は国見くにみ(現太田町)、西は黒土くろつち村、北は斉内さいない川を境に東長野ひがしながの村と接する。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に一八七石、新田とある。享保八年(一七二三)の仙北郡郡村本村支村御高調帳(秋田県庁蔵)に「此村惣名ニ本村ニ人無御座候」として黒印高一六八石余、当高合計が一八五石余。支郷は、のぶた村八軒、うしろ村八軒、しもむら四軒の小村。「月の出羽路」によると内野うちの村・野蓋村・下村上村の四ヵ村をあげ「六郡郡邑記」にみえる後村は川原となったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android