金馬代(読み)きんばだい

精選版 日本国語大辞典 「金馬代」の意味・読み・例文・類語

きんば‐だい【金馬代】

  1. 〘 名詞 〙 年礼賀儀などの折、生馬を進献するかわりに金をもってすること。おもに江戸時代大名旗本から幕府へ、幕府から禁裏への献上に用いられ、黄金十両、すなわち大判一枚をもって標準とされ、その多寡により大名の格式が表わされることもあった。
    1. [初出の実例]「江戸の春や光をかざる金馬代〈重治〉」(出典:俳諧・当世男(1676)春)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android