釜淵村(読み)かまぶちむら

日本歴史地名大系 「釜淵村」の解説

釜淵村
かまぶちむら

[現在地名]真室川釜渕かまぶち

かわうち村の北、南流する真室川流域に位置し、中心集落は同川右岸の山麓にある。村北で南東流する八敷代はつしきだい川が真室川に注ぐ。新田本村鑑によれば、かつては川ノ内村地内であったが、延宝三年(一六七五)戸沢式右衛門が見立て、開発。元禄一六年(一七〇三)川ノ内村より分れ、一村となったといい、枝郷に八敷台(代)清水・塩地谷地・十八坂・下鶴田の五ヵ村をあげる。明和三年(一七六六)には高三九六石余・反別四七町五反余、文化元年(一八〇四)には高三九六石余、うち田方三〇六石余、反別四七町八反余、うち田方三一町九反余(吉村本村鑑)、文政一〇年(一八二七)新庄領総高控では竈数五四・人数三五四、駄馬三〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android