釜渕遺跡(読み)かまぶちいせき

日本歴史地名大系 「釜渕遺跡」の解説

釜渕遺跡
かまぶちいせき

[現在地名]真室川町釜渕

真室川(塩根川)河岸段丘に立地する縄文時代晩期を中心とする遺跡。遺物出土地点としてA・B・C・D・Eの五ヵ所があり、大正四年(一九一五)に発見された国指定重要文化財の弥生土偶はD地点(五郎前)出土とされているが、出土地点は明確ではない。この土偶は体長二三・四センチ、肩幅一九センチ、重量七五〇グラム。内部は空洞で、顔は砂沢式特有の列点をもち、頭髪をゆい、肩から乳がはりだし、太い両脚をもつ。立体的な遮光器土器の最終末形態を示し、現在は真室川町あら町の正源しようげん寺が所蔵している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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