針の筵(読み)ハリノムシロ

デジタル大辞泉 「針の筵」の意味・読み・例文・類語

はり‐の‐むしろ【針の×筵】

《針を植えた敷物の意から》一時も心の休まらない、つらい場所や境遇のたとえ。「針の筵に座る気持ち」
[類語]疚やましい・後ろめたい・後ろ暗い・名折れ・面つら汚し・赤恥・羞恥・生き恥・死に恥・恥さらし・恥・恥ずかしい・面目ない・極きまり悪い・不名誉・不面目・肩身が狭い・合わせる顔がない・身の置き所が無い・穴があったら入りたい・面目次第も無い・汗顔・汗顔の至り・冷汗三斗・冷や汗もの・忸怩じくじ・顔向けが出来ない・顔が合わせられない・顔が潰れる・ばつが悪い・どの面下げて・恥じ入る・形かた無し・小恥ずかしい・気恥ずかしい・うら恥ずかしい・面おもはゆい・照れ臭い・恥をかく・身の縮む思い・申し訳ない・すまない・心苦しい・気の毒・気が咎とがめる・負い目・自責・面目丸潰れ・面目を失う・泥を塗る・名を折る・名を汚す・消え入る・間が悪い・くすぐったい・こそばゆい・尻こそばゆい・まばゆい・顔負け・寝覚めが悪い・引け目・劣等感・コンプレックス・身に覚えがある・叩けば埃ほこりが出る・胡散うさん臭い・訳有り・黒歴史・脛すねに疵きず持つ・秘め事・呵責かしゃく・罪悪感・痛心・十字架を背負う・慙愧ざんき・臍ほぞを噬かむ・悔悟・悔悛かいしゅん・懺悔ざんげ・痛恨

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精選版 日本国語大辞典 「針の筵」の意味・読み・例文・類語

はり【針】 の 筵(むしろ)

  1. ( 針を植えた敷き物の意から ) 批判・非難にさらされていたたまれないさまのたとえ。いつも苦しめられている、つらい場所・環境にいること。
    1. [初出の実例]「夫をおして居んとすれば針(ハリ)の筵(ムシロ)に尻すへるがごとくしばらくも安き心はない筈也」(出典:談義本・世間万病回春(1771)三)
    2. [その他の文献]〔七修類稿‐巻二〇〕

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ことわざを知る辞典 「針の筵」の解説

針の筵

針を植えた敷き物。人に苦しめられ責められて、一時も安心できない、恐ろしい場所のたとえ。居たたまれない気持ちでいることのたとえ。

[使用例] 針の筵の一日一日がすぎて、もう、こんなに涼しくなってまいりました[太宰治*灯籠|1937]

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