釣船草科(読み)つりふねそうか

精選版 日本国語大辞典 「釣船草科」の意味・読み・例文・類語

つりふねそう‐かつりふねサウクヮ【釣船草科】

  1. 〘 名詞 〙 双子葉植物の科名。四属約五〇〇種あり、ユーラシア大陸、アフリカおよび北米に分布する。多漿質の草本。葉は互生し、ふつう托葉を欠く。花は両性で、左右相称萼片(がくへん)は五個で花弁状。先方の二個は小形で、後方の一個は距(きょ)となる。花弁は五個で、側弁が合着して対になる。雄蕊(ゆうずい)は五個。子房は上位で、五室。各室に多数の胚珠がある。果実蒴果(さっか)で、完熟すると果皮が裂けて反転し、種子を飛ばす。その仲間のホウセンカは観賞用に栽培されている。ほうせんか科。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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