精選版 日本国語大辞典 「鈍漢」の意味・読み・例文・類語 どん‐かん【鈍漢】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 頭のはたらきがにぶいこと。また、そのさま。まぬけ。→「どんかん(鈍感)」の補注。[初出の実例]「鈍漢 ドンカン 無智義也」(出典:文明本節用集(室町中))[その他の文献]〔旧五代史‐司空挺伝〕鈍漢の補助注記室町時代から明治頃まで「才幹(な)」の対立概念として用いられた。また、近世の滑稽本や洒落本では「鈍漢」に「べらぼう」や「こけ」などの振仮名を付けた例も見える。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「鈍漢」の読み・字形・画数・意味 【鈍漢】どんかん 愚か者。清・燮〔随猟詩草、花間堂詩草跋〕學問の二字は、須(すべか)らく析開して看(み)るべし。學は是れ學、問は是れ問。今人、學りて問無し。讀書卷と雖も、只だ是れ一條の鈍のみ。字通「鈍」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報