鈴ヶ森刑場跡(読み)すずがもりけいじようあと

日本歴史地名大系 「鈴ヶ森刑場跡」の解説

鈴ヶ森刑場跡
すずがもりけいじようあと

[現在地名]品川区南大井二丁目

浜川はまかわ町南方の海岸近くにあった江戸時代の品川御仕置場跡。都指定史跡。江戸の北の刑場である小塚原こつかつぱら刑場(現荒川区)に対して、南の刑場として慶安四年(一六五一)に浜川町の南の一本松とよばれる所に設置された。東海道の西側すぐ脇にあたる場所で一本松の獄門場ともいい、鈴ヶ森というようになったのは隣接する不入斗いりやまず(現大田区)に鈴森八幡(現磐井神社)があったことによる(弘化二年「沿革御調ニ付品川領宿村書上控」利田家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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