デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木伝蔵」の解説 鈴木伝蔵 すずき-でんぞう ?-? 江戸時代中期の通詞。対馬(つしま)(長崎県)府中藩につかえる。宝暦13年(1763)朝鮮通信使が日本に着く前,嵐(あらし)にあった。伝蔵は使節の一員の崔天宗とはかり,進物の朝鮮人参(にんじん)が潮水でくさったといつわり,うりはらって大金をえたが,天宗にはあたえず大坂の宿で殺害した。のち事件が露見して処刑された。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例