鈴木大地(読み)すずきだいち

知恵蔵mini 「鈴木大地」の解説

鈴木大地

元水泳選手。1967年3月10日、千葉県生まれ。83年の全国高校選手権で100・200メートル背泳3位となり、84年のロサンゼルス五輪では100メートル背泳で11位、200メートル背泳で16位となった。86年のソウルアジア大会で100メートル背泳・400メートルメドレーリレーで優勝。88年のソウル五輪では、100メートル背泳で潜水の「バサロ泳法」を駆使し日本競泳で16年ぶりとなる金メダルを獲得した。92年に現役引退。93年3月、順天堂大学大学院体育学研究科コーチ学を修了し、2007年、順天堂大学より医学博士学位を授与される。13年には、順天堂大学教授、日本水泳連盟会長、日本オリンピック委員会理事、日本オリンピアンズ協会会長に就任した。15年9月3日には、同年10月1日に文部科学省外局として発足するスポーツ庁の初代長官に就任する方針であることが報道された。

(2015-9-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木大地」の解説

鈴木大地 すずき-だいち

1967- 昭和後期-平成時代の水泳選手。
昭和42年3月10日生まれ。昭和59年市立船橋高3年のとき100m背泳ぎで日本新記録をマークし,同年ロス五輪に出場。科学的練習で力をつけ,63年ソウル五輪の同種目で金メダル。25mも潜水するバサロスタートが話題となった。平成18年母校順天堂大助教授,19年医学博士,25年教授。世界オリンピアンズ協会(WOA)理事,日本オリンピアンズ協会(OAJ)理事などをつとめる。平成23年日本水泳連盟常務理事,25年同会長。同年日本オリンピック委員会(JOC)理事。27年新設のスポーツ庁の初代長官となる。千葉県出身。順天堂大卒。

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