…もっとも,myktērから転じた鼻を表す現代ギリシア語my(t)teと連なる形容詞myterósが〈先の鋭くとがった〉意なのは,日本語の〈はな〉に似ている。 鈴木孝夫《天狗の鼻はナゼ高い》によれば,鼻を山と類推的に高低で形容するのは日本語に特有で,英語,ドイツ語,フランス語はもちろん,トルコ語,ベトナム語,アイヌ語,朝鮮語などはみな,日本語の長短に相当する形容詞を用い,中国語だけが〈鼻は高い〉というものの,意識内に占める重要性は低い。だから〈象の鼻は長い〉と〈天狗の鼻は高い〉は日本語の枠組みの中でしか意味をもたないことになる。…
※「鈴木孝夫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...