鈴木筆子(読み)スズキ フデコ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「鈴木筆子」の解説

鈴木 筆子
スズキ フデコ


職業
日本舞踏家

本名
鈴木 富天

旧名・旧姓
前田

生年月日
明治33年 12月24日

出生地
東京・牛込(新宿区)

経歴
父は開業医。母は小説家広津柳浪の姪に当たる。演劇を志し、有楽座を経て劇作家坪内逍遙の主宰する文芸協会研究所で活動。その後、医師の鈴木留と結婚し、熊本県菊池郡に移った。昭和5年には同地で日本舞踏の鈴木流を創始。その伝統と近代的な感覚を兼ね備えた踊りは高く評価され、日本の舞踊界に新風を巻き起こした。

受賞
熊本県近代文化功労者表彰

没年月日
昭和50年 9月1日 (1975年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「鈴木筆子」の解説

鈴木 筆子
スズキ フデコ

昭和期の日本舞踏家 日本舞踏・鈴木流の創始者。



生年
明治33(1900)年12月24日

没年
昭和50(1975)年9月1日

出生地
東京・牛込(現・新宿区)

本名
鈴木 富天

旧姓(旧名)
前田

主な受賞名〔年〕
熊本県近代文化功労者表彰

経歴
父は開業医。母は小説家広津柳浪の姪に当たる。演劇を志し、有楽座を経て劇作家・坪内逍遙の主宰する文芸協会研究所で活動。その後、医師の鈴木留と結婚し、熊本県菊池郡に移った。昭和5年には同地で日本舞踏の鈴木流を創始。その伝統と近代的な感覚を兼ね備えた踊りは高く評価され、日本の舞踊界に新風を巻き起こした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木筆子」の解説

鈴木筆子 すずき-ふでこ

1900-1975 昭和時代の日本舞踊家。
明治33年12月24日生まれ。大正2年有楽座にはいる。坪内逍遥(しょうよう)の文芸協会研究所で演劇活動をする。医師鈴木留と結婚して熊本県にうつり,昭和5年舞踊鈴木流をおこした。昭和50年9月1日死去。74歳。東京出身。本名は富天(ふで)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android